早めに受診を
「少し見えにくいな」と思った際には白内障を疑い、一度受診をして自分がどの治療を選ぶかを決めることが大切です。
症状が老化現象だと自己診断してしまう事は大変危険で、白内障の人の中には、緑内障を引き起こしたり、眼内炎になったりすることもあります。
現代の白内障治療
もともと透明な水晶体が白内障によって一度濁ってしまうと、再び透明に戻す方法は現代医療の世界において発見されていません。
白内障手術で透明な眼内レンズと水晶体を入れ替える方法以外、治療法がないのが現状です。
白内障の治療方法
他の病気になったとしても「できれば手術を受けたくない」と思う気持ちは、誰もが持っているごく自然な気持ちです。
白内障の場合、生活に不便は感じますが、絶対に手術をしなければならないというものでもありません。初期であれば薬で白内障の進行を遅らせることもできます。
手術のタイミング
初期白内障は視力の低下を感じることはありませんが、数年〜20年ほどかけて進行していきます。成熟白内障にまで進行してしまうと、水晶体が白くカチカチに固まり手術もそれだけ難しくなってきます。
手術のタイミングはいつ頃だとは一概に言えませが、ひとつの基準として、「日常生活をする上で、不便を感じたとき」と考えておけば良いでしょう。 また、白内障の手術時間は短く、10分程度で終わります。
岸本眼科の白内障手術ポリシー
- 01
- 患者様を中心としたチームづくり
- 患者様を中心に、医師、看護士、薬剤師、医療メーカーがそれぞれ対等の立場で、1つのチームとして治療を行うこと。これが当院の大切にしている治療スタンスはです。
- 02
- 丁寧で無理のない治療
- 短時間で終了することだけが良い結果を招くわけではありません。基本に忠実に、患者様に負担のかからない丁寧な方法で治療を行っています。
- 03
- それぞれの患者様に合わせた手術
- 基本的に水曜日が手術日ですが、日曜日から各患者様のコンディション等を考慮しながら、イメージトレーニングを行い手術に臨みます。
- 04
- 患者様中心とした症例数
- 数年前までは、月に70症例近くの手術を行っていましたが、より安全な手術を患者様に提供するための研究・実験により多くの時間を割くために、症例数をおさえ、丁寧な手術やアフターケアを行っています。
- 05
- 確かな実績
- 当院での累積症例数は5,000症例を超えています。患者様は県内のみならず、西日本全体から遠いところでは、九州からも来院いただいています。
白内障手術の流れ
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手術当日までに
手術の日時は、1週間前に決定します。手術の2日前から感染防止の目薬の点眼を開始します。
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手術当日(手術前)
手術の1時間半前に来院していただきます。
散瞳薬を20分毎に点眼し、手術の準備をいたします。
上半身の着替えは当院で準備しています。 -
手術当日(手術中)
手術室に入室していただきます。
手術自体は目の状態によって異なりますが通常10分程度で終了します。 -
手術当日(手術後)
待合室に徒歩で戻っていただきます。全身の状態を確認した後に、 ご帰宅していただきます。術後の眼帯は必要ありません。 帰宅後は普段の生活をしていただいてかまいません。(当日は車を運転して帰ることはできませんので、ご注意ください。) 当日の入浴は医師の指示に従って下さい。
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手術翌日の注意点
手術翌日に来院していただきます。 診察後、特に指示がなければ洗顔・入浴をしていただいてもかまいません。
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術後の通院
片方の眼のみ手術した場合
手術日は水曜日になります。
翌日の木曜日と土曜日、翌週の土曜日に来院してください。その後は医師の指示に従ってください。左右の眼を手術した場合
最初に片眼の手術を水曜日に行います。
翌日の木曜日と土曜日に来院してください。
残りの片眼の手術日は翌週の水曜日に行います。
翌日の木曜日と土曜日ならびに翌週の土曜日に来院してください。その後は医師の指示に従ってください。